トップページへ NAKAGAWA
ELECTRIC
CORPORATION


ひとりごと


 
 このコーナーは、松下幸之助先生をはじめとする各先生や諸先輩方よりご指導を頂いたもの、また、私が今までに感銘を受けた書物や研修会での言葉や感じてきたことを自分なりの解釈で勝手にひとりごととして言葉にしているものでありますので、軽く聞き流して頂けることを心より希望致します。(^_^;)


共存共栄に徹する。
負け組、勝ち組。弱肉強食。喰うか喰われるか・・・。
経営を論ずるとき、経営の研修会等で嫌というほど用いられてきた言葉です。実際経営とはそういうものだと思っている人も多いことと思います。しかし、私はどうもそれだけでは共感できない部分なのです。私たちは人間であり、弱肉強食というものは、所詮、野生の掟!だと思うからであります。人というものは、常に相手の立場に立ち、弱者を助けてともに歩むべきだと思うのです。所詮、綺麗ごとだ!と笑われようとも絶対にそうあるべきだと思うのです。

過当競争というものがあります。競争そのものは決して悪いことではなく、むしろ大いになされるべきだと思います。ただし、私利私欲は捨てて、世の中を考え地域に貢献し、業界の発展につながるような正しい競争をすることが大切だと思うのです。なぜなら、業界の発展なくして会社の発展などありえないと考えるからです。

そのようなことを踏まえて、素直な心で道理を考えたとき、やはり世の中というものは、持ちつ持たれつであって、人によって生かされているわけです。したがって、人の足を引っ張って自分の所だけが栄え続けるということは絶対にありえないと思うのです。だから、人として相手のことを思いやる『共存共栄』こそが、自然の理法、経営の原則だと思いますし、この姿勢に徹していきたいと思うのであります。

降りるという美学(美意識)
3人集まって、2つしかお菓子がなかった時、「俺、いらないよ!」って、言いませんか?で、友達も俺も俺もって・・・十分譲り合っちゃってから分けませんでした?
そういうひとのことを本当にかっこいいと思うし、信用できる人だと思って来ましたよね?

今まで、講演や研修会で取り上げられて来た人の多くは何故か逆で・・・
いち早く情報をキャッチして人より先に手がけて登りつめた人なんですよね。。。
つまり、早い者勝ち!っていうやつで、2人はお菓子を手に出来るけど、遅れた人は負け組・・。もっとひどいのは1人で2つのお菓子を独り占めしちゃって譲らない。
友達になんか なりたくないタイプ!でも、そういう人たちを経営的には成功者と呼んでありがたく話を聞いていたんですよねぇ。うなずきながらメモなんかに取って・・・
いかに早く情報を得るかだ!なんて言われて・・・

でも、そういう人たちは登りつめるのも早かったけど、降下もすごく早かったような??
どういうことなのでしょう?そうですよね?聞くまでもないことですよね?
私たちは人間ですものね。信用できる本物しか必要とされないのですよね・・・

戦う相手は?
あなたのライバルは?と聞かれることがよくあります。
私に限らず社員一同、会社名、固有名詞をあげることは一切ありません。
なぜなら、私たちが意識しなくてはならないのは同業他社との競争ではなく、日進月歩の商材の変化、最新技術の習得であり、また、技術に偏ることなく正しい倫理性、経営観の習得であるからです。
それでも、あえてライバルは?というのであれば・・・
戦う相手・・・それは、あくまでも自分自身であると言えるのかもしれません。